メールサーバでスパムチェック

Clam AntiVirusとSpamAssassinを使用してメールサーバでウィルスとスパムチェックを行います。ウィルスを検出したメールはメールサーバで削除を行います。SPAMと判定したメールはSPAMという専用のフォルダに振り分けます。

メールサーバー(Postfix)とClam AntiVirusとの連携はamavisd-newをspamAssassinとの連携はProcmailを利用して行ないます。この記事は、「Clam AntiVirus」を導入済みであることが前提となります。まだ導入していない場合はこちらの記事を参考に導入してください。対象のOSはCentos7となります。

1.Clam AntiVirusのインストール

Clam AntiVirusと関連パッケージをEPELリポジトリからyumコマンドで導入します。

2.環境設定と起動

設定ファイルをコピー後、修正し環境設定を行います。

CnetOS7では再起動時に消えてしまわないように、/var/run/以下のディレクトリを永続化させる設定を行います。

サービスを起動するRunLevelを設定します。CentOS7からはWantedByに設定します。

サービスの起動と自動起動設定をします。

3.Amavisdの環境設定と起動

amavisdの起動と自動起動設定

spamassassinの起動と自動起動設定

4.Postfix の設定

main.cfの設定

master.cfの設定

再起動して設定を反映させます。
#systemctl restart postfix

5.procmailの導入
(1)インストール

(2)Postfix連携

procmail のパスを確認しmain.cfにprocmailとの連携を設定する。

修正後、Postfixを再起動する。

# systemctl restart postfix

(3)Procmail設定ファイル作成

/etc/procmailrcにスパムチェックの設定をする。

(4)SPAM振分ディレクトリ作成

既存ユーザー用スパムメールボックス作成(IMAPの場合)

追加ユーザー用スパムメールボックス作成(IMAPの場合)

(5)ログローテーション設定

6.SpamAssassinの導入
(1)インストールと自動起動設定

インストールしたら自動起動の設定をします。

(2)設定ファイル等自動更新設定

・設定ファイル保存用ディレクトリ作成
# mkdir /etc/mail/spamassassin/site

・自動実行スクリプトの作成

# vi spamassassin-update

設定ファイルを以下の3つに分離します。

/etc/mail/spamassassin/local.cf          #設定オプションのみのファイル
/etc/mail/spamassassin/site.cf           #includeオプションのみのファイル
/etc/mail/spamassassin/site/*.cf       #site.cfにより読み込まれるファイル

local.cfは以下の設定だけに変更する。

インクルード設定ファイルの新規作成

site.cfにはダウンロードした設定ファイルのパスを指定する

・スクリプト実行と自動実行化

(3)SPAM学習設定

tmpwatchインストール

学習スクリプト作成

自動実行の設定

参考にさせて頂いたサイト

Server World(Centos7:Postfix + Clamav + Amavisd)

Centosで自宅サーバ

ありがとうございます。

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