CentOS7にWordPressをセットアップ

CentOS7にインストールしたnginxにWordpressをセットアップします。CentOS7にはnginxとphp環境が構築済みであることが前提になります。前回記事(CentOS7にNginxとPHP7をセットアップ)の続きになります。

1.mariadb(mysql)セットアップ
(1)インストール

Baseリポジトリからインストールします。

バージョンを確認します。

(2)mariadb デーモンの起動

dbユーザーの設定を行うために一度mariadbを起動します。自動起動の設定を行います。

(3)管理者パスワード設定

mariadbにログインし、初期値が空のrootパスワードに値を登録します。 不要なユーザーは削除します。

select user,host,password from mysql.user; 現在のユーザー登録情報を表示します。

set password for root@localhost=password(‘rootパスワード’);ルートパスワードを設定。

DELETE FROM mysql.user where password=”;パスワードが空のユーザーを削除。

mariadbの初期設定手順は、他にmysql_secure_installationスクリプトを使用する方法もあります。mysql_secure_installationでは対話形式で上記設定と同等以上のことができます。

詳しくは「CentOSで自宅サーバ」様の記事を参考にしてください。

2.Wordperssデータベース作成

Wordperssで使用するデータベースを作成しWordpressDBの管理ユーザーとパスワードを設定します。

(1)SQLスクリプト準備

以下のようにSQLファイルを新規作成します。

(2)実行と確認

以下のようにSQLを実行します。

追加したユーザー「hoge_usr」でwpdbにログインできることを確認します。

ログインできることが確認できたので一旦終了します。

3.Wordpressのセットアップ
(1)インストール

コミュニティーより最新版を入手します。

(2)展開と配置

展開ディレクトリでWordpressを展開し所有権をnginxへ変更します。

(3)Wordpress環境設定

サンプルをコピーしてconfigファイルの設定を行います。

コピーしたconfファイルに必要な設定を追記します。

(4)初期情報設定

ブラウザよりWordpressをインストールしたディレクトリにアクセスします。

http://gtrt7.com/

下記にリダイレクトされます。
http://gtrt7.com/wp-admin/install.php

初期画面が表示され、ユーザー名とパスワード入力を求められるのでそれに従いユーザー名とパスワードを設定します。設定したユーザー名とパスワードでログインをして以降Wordpressにコンテンツを登録していきます。Wordpress環境構築はこれで一旦完了です。

(5)アクセス制限

wp-login.phpとxmlrpc.phpにアクセス制限をかけセキュリティーリスクを下げておきます。

対象とする設定ファイルは、前回記事のgtrt7.confです。

●アクセス制限

auth_basic “Restricted”;・・・ベーシック認証をかけます。

auth_basic_user_file “/etc/nginx/.htpasswd”; ・・・Basic認証パスワードファイル

allow 127.0.0.1;         ・・・接続を許可するユーザーのIP。ここではローカルのみ許可

deny all;                  ・・・それ以外のIP接続を拒否

これで悪意のあるユーザーのアクセスをブロックできるようになりました。

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