Gitlabにプロジェクトを追加しバージョン管理を開始する初期設定を実施します。対象とするのは前回の記事で導入したDockerコンテナ上のGitlab環境です。
今回はプロジェクトグループを作成しその配下にプロジェクトを作成します。なおGitlabには管理者としてログインし作業を進めます。
目次
1.グループの作成
(1)管理画面移動
プロジェクトをまとめて管理できるプロジェクトグループを登録します。以下の画面からGitlabの「管理エリア」(スパナアイコン)を選択します。
(2)グループ登録
「新しいグループ」からグループを以下のように登録します。ここでは「vba」グループを作成しています。
(3)グループ登録確認
登録後下記画面画表示されます。
2.ユーザー登録
(1)新規ユーザ―登録
プロジェクトメンバーとするユーザ―を登録します。「管理エリア」→「新しいユーザ」からユーザーを以下の通り登録します。ここではユーザ―「vba_memb」を作成しています。
(2)パスワード設定
①「管理エリア」→「ユーザの数」リンクを選んで表示されるユーザ一覧から該当ユーザーの「編集」ボタンをクリックします。
②新しいパスワードと新しいパスワード(確認)を入力したら「変更を保存」ボタンをクリックしてパスワードを確定します。
注1:メールサーバ設定をしてあればパスワード設定用のURLがユーザーにメール送信されるようなので本来は不要な手順です。メールサーバ未設定の為に実施した手順になります。当設定をしても次回ログイン時にパスワード変更画面が表示されるのでそこで再度同じパスワードを設定します。
3.プロジェクト作成
(1)プロジェクト設定
「管理エリア」→「新しいプロジェクト」からプロジェクトを以下の通り作成します。ここではプロジェクト「vbacom」を作成しています。
(2)プロジェクト登録確認
作成後以下の画面が表示されます。
(3)プロジェクトファイル追加
画面上のreadmeリンクをクリックしてreadme.mdに説明文章を記入します。readmeの記入が終わったら画面下部の「変更をコミット」ボタンをクリックします。
(4)ファイル追加確認
プロジェクトにreadme.mdが追加されリポジトリが有効になりした。
4.ブランチ作成
プロジェクトを作成するとmasterブランチが自動的に作成されます。masterブランチだけでも運用はできますが、masterブランチは作成時にロックされている為、ここにPushするにはowner権限が必要になります。しかしメンバー全員にowner権限を付与するのはセキュリティ-上望ましくないので開発用にdevelopブランチを作成することとします。
(1)developブランチ作成
①プロジェクトメニューの「リポジトリ」から”+”アイコンをクリックし
新しいブランチを選択します。
②ブランチ名にdevelopを入力し「ブランチを作成」をクリックします。これでdevelopブランチが作成されました。
(2)デフォルトブランチ変更
プロジェクト作成後のデフォルトブランチはmasterになっています。そこで、デフォルトブランチを作成したdevelopブランチに変更します。
プロジェクトの「設定」画面からデフォルトブランチを変更します。
5.プロジェクトメンバー追加
(1)追加メンバー設定
作成したプロジェクトにメンバーを追加します。プロジェクトの「設定」→「メンバー」から作成済みのユーザ―”vba_memb”を選択し”develop”ロールを割り当てて追加します。
(2)プロジェクトメンバー確認
これでユーザー「vba_memb」がプロジェクト「vbacom」に追加されリポジトリを使用できるようになりました。
管理者がGitlabサーバ上で設定する項目は一旦完了です。
6.参考
ありがとうございます。