2016年12月に公開されたCentOs7.3をEsxi環境にインストールします。今回はDockerのBase環境にするのでMinimal版をインストールします。インストールからネットワーク環境設定までを実施します。
1.ダウンロード
以下の公式サイトからminimal版を選択してISOファイルをダウンロードします。
Actual Countryのリストからダウンロードします。
CentOS-7-x86_64-Minimal-1611.iso ファイルを保存します。
2.インストール
CentOS7.3はEsxi6.0上の仮想マシンにセットアップします。
仮想マシンのセットアップ手順はこちらの記事を参考にしてください。
(1)初期画面
ISOイメージに接続し起動すると以下のセットアップ画面が表示されます。
一番上のInstall CentOS Linux7を選択します。
(2)言語選択
日本語を選択します。
(3)インストール先
インストール先デバイスを確定させます。
(4)ユーザー設定
画面の警告に従い、Rootのパスワードを設定し新規ユーザを登録します。
(5)ISOイメージのアンマウント
使用したISOイメージのマウントを外します。
(6)リブート
リブートをしてネットワーク設定を行います。
3.ネットワーク設定
リブート後にCUIでログインしnmtuiでネットワーク設定を行います。
# nmtui
設定画面が起動します。
Edit a Connectionで設定を編集します。
ens160の設定を編集します。
showを選択しipv4の設定を表示します。
→キーで動かし、以下の値を変更します。
IPv4 CONFIGRATION <Automatic>→<Manual>(DHCPから固定IPに変更します)
Addresses 192.168.1.9 (固定するIPアドレス)
Gateway 192.168.1.1 (ゲートウェイのIPアドレス)
DNS Servers 192.168.1.1 (DNSサーバのIPアドレス)
AutomaticallyConnect [] → [×] (自動的にネットワークをアクティブにします)
値の変更が終わったら<OK>を選択して終了します。
ens160をActivateにします。
*が付いてActiveになりました。
以下のコマンドを入力してIP設定を確認します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 |
# ip a show 1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN qlen 1 link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00 inet 127.0.0.1/8 scope host lo valid_lft forever preferred_lft forever inet6 ::1/128 scope host valid_lft forever preferred_lft forever 2: ens160: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc mq state UP qlen 1000 link/ether 00:0c:29:f6:2f:9c brd ff:ff:ff:ff:ff:ff inet 192.168.1.9/24 brd 192.168.1.255 scope global ens160 valid_lft forever preferred_lft forever 3: ens32: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP qlen 1000 link/ether 00:0c:29:f6:2f:a6 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff |
ネットワークマネージャを再起動し最新の情報に更新します。
1 |
# systemctl restart NetworkManager |
最後にnmtuiで再度設定を確認。問題無ければ終了します。
ネットワーク設定が完了しIPアドレスが固定されました。
これでリモートPCからTera termを使用してSSHで接続できるようになりました。